現実へ

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「やっと起きた‥。  もう九時よ。早く起きなさい裕也(ゆうや)」 裕也‥? 俺の‥名前だ。 あ、あれ? 「なぁ‥魔王は?」 「はぁ?魔王?」 彼女は呆れた顔をしている。 あれ?これはもしかして‥。 「なに寝ぼけてるの?  どうせまたゲームして夜更かししたんでしょ?」 ‥‥‥。 そうか。 俺‥新作のRPGをやって遅くまで起きてたんだっけ。 「今日こそ仕事見つけてきてよ?  このままじゃお金無くなっちゃうわ‥」 「は、はい…見つけてきます」 「朝ご飯用意してるから、着替えてきてね」 「ああ‥」 彼女は、やれやれな顔をして部屋から出て行った。
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