長老の家へ

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長老の家へ

残りは‥ここか。 正直あまり頼りたくなかったが‥。 「長老!」 「おお‥元勇者よ。  どうして町に戻って来てから、わしの所へ挨拶に来なかったのじゃ?」 「何か仕事ないか!」 「長老の話を無視するとは‥」 すまない長老。 ただ、忘れていただけなんだ。 「んー…無いのぉ。  そうじゃ。  わしに旅の話を聞かせ‥」 「そうか!じゃあな!」 長老が何か言いかけてたが外に出てしまった。 仕事が無いなら用はない。 「役に立たない長老だな。  町の人々を恐怖に落とし、金を巻き上げればよいではないか?」 な‥に‥? またなのか。 俺は勇者なのだ。 そんなこと出来る訳ない。 でも、思ってなくても、どこかで考えてしまっているのだろう‥。
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