回想

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回想

私は真っ白の布団をすっぽり被り、布団の中で足をくの字に折り畳もうとするも出来ない。 ゆっくり上まぶたを閉じた。 瞼の内側に映し出されたのは放送部で活躍 いや、私一人だけがういている そんな情景だ 後輩の子達に言われたことを思い出した。 先輩って放送部キャプテンに抜擢されるだけの美貌も実力もあるのに1人よがりなとこ が目立ちます まだ後輩にこの仕事は早いとかなんとか言って全然僕達のことを頼ってくれませんよね? このクラブに所属している意味が見いだせないので退部します。 そもそもランク分けが訳わからないです。 同じチームなのに 気づけば1人ぼっち 自分ってエリートって勝手に格付けして自分より出来の悪い子達を小馬鹿にして嘲笑う とってもとっても "酷い醜い人の形をしたバケモノだったんだ" 自分を自分でいや、自分のこの手で殺したい。そう思った 涙が滴り落ちて止められない。 涙が目にこびりついて痛い きっと後輩の心の傷はこんな程度を遥かに超えていただろう。 感情も涙も溢れ出している 誰か止めて欲しい
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