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デート!?
午後の授業も終わり、ブルーな気持ちのまま帰ろうとすると、
「一緒に帰らないか?」
友達の中川みなみ の声にしてはハスキーだ
鞄の上にのせてた顎を上にあげ、斜め上を見上げると東海林さんだ
「は、はい」
この人の前だとやけに緊張して思うように上手に話せない。
手を差し出して来た。優しく握り返し、校舎を後にした。
見慣れない黒のバンが数十台並んでいる
フラッシュが眩しくて目が痛い
慌てて彼が走り出す。腕が引きちぎられそうだ。
はぁはぁ
「なんとか振り切れたな」
「も、もう走れません」
「水でも飲むか」
そう言って自販機に向かっていった時だった。
「おーい、雅也どこ行くんだ?」
あれは…
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