重症

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重症

数日後 地下の売店にケーキでも食べに行こう。 ……あれ? 足がう、動かない 「も、う〜う!」 「佐山さん リハビリはじめて行きましょう。頑張りましょうね」 今度は名札に"久我まなみ"と書かれた看護師だ。笑顔がチャーミング さっきの"藤沢"さんより幾分か若い。 「は、はい」 その時だった。 「佐山大丈夫か?」 「元気そうで何よりだ」 ドタドタと入ってきたのは門倉と担任の瀬尾先生 「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」 「いや、いいんだ。あとそれからな……」 「あ、ええっとなんでしょうか。」 「いや、今は止めておこう。…んとにかく退院できるようリハビリ頑張れよ。」 「門倉しばらく病院で診といてやれ。」 「はい、任せてください。」 「ではリハビリ向かいましょうね」 「はいぃ」 「緊張しなくて大丈夫ですよ」 「頑張れ佐山、俺もおま」 バタンと音を立ててドアが閉まり車椅子に乗せられた私は久我さんに押されリハビリ室に向かった。
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