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にーい
ねえ、パブロフ、パブロフ、ねえ、もしかして近くにいないかい?
いたら、しっぽを振って、ワンと鳴いて返事をしておくれ。
ねえ、お願いだから。頼むから、返事をしておくれ。
この際、パブロフ2号でもいい。きみもだいぶぼくといっしょにいたから、もう愛着がわいてきたころだ。
とにかく、このまっ暗な空間で、どうしようもないくらいの孤独を感じたまま一生を終えてしまうってのは、まっぴらごめんなんだよ。
だれか、だれかいないかい。
パブロフ。パブロフ2号。
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