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「んで、銀行マンはどうよ?」
「ぼちぼち」
「ふーん」
「給料悪くないから、マンガの大人買いもBDの大人買いもできるよ」
「そんなこと聞いてないから、お前はすぐそういう話に持ってく……今後が心配だなあ。彼女できんのかな」
圭は軽くあしらうように微笑む。もう言われなれた言葉なので何とも思わない。かといって二次元を彼女と思っているわけでもないし、声優と付き合えると思っているわけでもない。
正直彼女はいらない。これまでもこれからもずっと、それだけは断言できる。
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