*オンコール*(R)

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*オンコール*(R)

キシッ・・キシッ・・ギシッ・・キッ・・ 乾いた空気の部屋に安物のベッドの音がする。 「んっ・・うっ・ふう・・ああっ・・うっ・・」  背を反らしながら相手にまたがり体が震える。 「ねー。俺さあー、今日オンコールなんだけど」 「それで?俺がオンコールしてやったじゃん。呼ばねーよ。誰もお前なんて」 「酷い言い方だなあ」 「これ見よがしにスマホなんて置いてるんじゃねーよ。ホルマリン液に突っ込むか?そんなことより動けよ」 「あーもー。そっちこそ腰振りな!」 「あっ・・ああーっ・・んあっ・・ああ・・はあ・・い・・いくっ」 「は?これからが本番じゃないの?」  両手で腰を押さえられ、激しく突き上げられる。 「う・・うっ・・ああああっっ!」 煙草に火をつけ深く肺に入れる。ゆっくりと吐き出し、 「ふー」 横を見ると布団のすき間からかすかに細身の背中が見える。 「なーんか今日は荒れてたなあ。一体どんな注文だったのよ?美鈴ちゃん」 ☆オンコール・・待機状態の医師の事。自宅待機で構わないが呼び出しがかかると病院に駆けつけるため入浴中も携帯などはそばに置く。
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