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而して授業が終わり鶴首して待ち侘びた休み時間になった。
僕はトイレに駆け込みたい所を普段、トイレに行く時と同様に教室を出て、トイレに入り、個室トイレの中に隠れ、封を開け、手紙を取り出し、急いで広げてみると、一発でラブレターだと分かり、「誰だ!書き手は?」と真っ先に文末の方を見ると、「黒江順子より」とあった。
「あれっ?黒田の間違いじゃないのか?でも、そう言えば、黒江というのがいるなあ。あっ、そうだ、黒田のいつもの相手だ。あっ、そうか、僕を好いてるのは黒田じゃなくて黒江の方なんだ・・・」と分かるや、期待は瞬時に昼の朝顔のように萎んで行った。何故なら器量が芳しくなく無論、気になる子ではなかったからだ。
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