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アルテミスがオリオンの頬を涙で濡らして両腕を天に掲げると、オリオンの体は空高く舞い上がり、夜空に飾られました。 そして、あの優しくて一生懸命に仕事をしようとしたサソリも、大地の女神ガイア様の手によって、夜空に飾られました。 サソリが後悔しないように、オリオンとサソリは同じ夜空で出会わないよう、オリオンは冬の星座、サソリは夏の星座となりました。 冬の空でオリオンが雄牛を狩るような勇ましい形をしているのは、また別のお話。 ※参考:星と星座の伝説 瀬川昌男
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