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帰りのバスの中であの時「一緒に頑張っていきましょうね」とか声かけておけば良かったな、なんて考えてしまった。
そこまで考えてふと、我にかえる。
待って待って、もしかして私、あの人のこと好きになっちゃったの?
嘘だ。そんなの嘘だ!
だって、初恋が一目惚れだなんて。
しかも、私、あの人の名前すら知らない…
ミュージックフェスティバルから2週間が経ったけれど、未だに彼のことを忘れずにいた。
そこで、私は、お礼を伝えたいとこじつけて、顧問に手紙を送ってもらうことにした。
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