知らない自分の物語
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名前が私。 ぎょっとしてカードを確認する。 字も私の字に似てる。 「へ?昨日忘れていかれたので。いつもありがとうございます!」 そう言うと店員さんは、ニコッとお辞儀して店の奥に引っ込んでしまった。 「き、昨日・・・」 どうも昨日、私が来たらしい? 寒気がして、あんちゃんのかおを見ると、 彼も青ざめている。 「ね、こわくない?」 「こわすぎる」
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