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イブイブ優香
凛太郎が部屋を出てから、明日の準備に取り掛かった。
鼻歌なんて歌いながら、料理している自分が可笑しくなった。
どんだけ好きなんだよって…。
ローストビーフの下ごしらえをして、しばらく肉を休ませている間に、シフォンケーキを焼くことにした。
シフォンケーキなら簡単だし、軽い感じが食後にちょうど良いと思ったから。
シフォンケーキが焼き上がったら、型のまま逆さまにして冷めるのを待つ。そして、今度はローストビーフを焼いた。
明日は、サーモンカルパッチョにサラダ、スープを作れば、もう完璧だ!
久々だな、こんなに張り切って料理したの。
やっぱり、好きな人の為に作るのは楽しい、彼が喜ぶ顔を見たいから…、ただ、それだけなんだ。
凛太郎のことだけを思いながら一生懸命作った料理、美味しいって言ってくれるかな?
あまりにも自分が乙女過ぎて、一人で照れてしまった。
いよいよ明日は、クリスマスイブ…。
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