俺の気持ちと、彼女の気持ち…

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俺の気持ちと、彼女の気持ち…

昨夜…日曜日の夜は、優香とバカみたいな喧嘩をした。 喧嘩かな?最初はふざけて拗ねた振りなんかしてたんだけど…、28歳にもなって情けない話だが、本気で哀しくなって逆切れしたんだよ、この俺が。 優香の言うことは正しい。 ズルズルと半同棲みたいなことは、確かに避けるべきだ。 だけど毎週じゃないんだし、土日と泊まるなんて!これが初めてなんだから、今回ぐらいは許してくれてもよかったんじゃねーの? それに優香には、まだ言っていないが…、 近い将来、俺は優香を嫁にしたいと思っている。これは俺の中では既に決定事項! それぐらい腹を括っているし、心底惚れてる。 生半可な気持ちじゃないっての! はぁ〜、謝らねぇとヤベ〜な、やっぱり。 そう思っていたところに、優香からのメッセージが届いて、内心俺はガッツポーズした。 だけど敢えて返信はしない…。 日曜日に泊めてもらえなかった俺の、せめてもの抵抗というヤツだ。 よしっ、サプライズだ!今夜、いきなり迎えに行って驚かせてやろ〜。 それから、二人でメシでも食いに行くか? 夕方、浮き足だった俺は会社の近くで、優香の帰りを今か今かと待っていた。 おっ、麻里奈ちゃんだ。 「よっ、麻里奈ちゃん!今帰り?」 「あぁ、凛太郎さん! この前は、本当にお世話になりました。 もしかして、優香のお迎えですか?残業でまだ、暫くかかりそうですよ。」 そっか〜残業か、残念。 だけど、今日中に会わないとマズいよな…。 朝の返信もしてねーのに…、今更、後悔する俺だった。 「麻里奈ちゃん?優香が遅くなるなら、時間もあるから送って行こうか?」 あんな事件の後だし、不安なんじゃないかと思って言ってみたけど、やはり彼女は遠慮している。 「えぇっ、そんなの悪いですよ。」 「いいから、いいから!気にしないで。 優香だって、そうしろって言うに決まってるから。」 「は、はぁ、じゃあ、お言葉に甘えて良いですか?」 俺は頷いた。 「うん、乗って!」 「はい、ありがとうございます!」
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