箱庭のあなたへ
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そうしているうち、闇の中に一筋、白い煙が立ち上る。それは我が軍の出陣の合図。私とセージの最後を告げる残酷な囁き。 「セージ、さよならだ」 今度生まれ変わって、また出会えるとしても、好きになるのは、もう、セージではない人だといい。 だって君とまた出会ってまた別れるとしたら、それはあまりにもつらいから。 君との別れは、一度でたくさんだ。
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