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だが、だとしたら、どうなのだろう?
好子さんは、即座に、水野との婚約を否定した…
ならば、水野はどうだ?
好子さんが、嫌いではないのではないか?
私は閃いた。
さっき、好子さんと水野は、水と油と、眼前の水野の父親は言ったが、お互いが、そんなに嫌いならば、両家の父親が、二人を婚約させようとしないのではないか?
私は思った。
「…でも、私の勘ですが、水野さんは、好子さんが、嫌いではないのでしょ?…」
私は訊いた。
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