メリーのお願い

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メリーのお願い

大女優のお仕事は…死神です。決められた日に決められた魂を運ぶ仕事をして居ます。でも大女優の事ですから…勝手に24日と、自分で日を決めてます。毎月の24日に魂を運ぶのですが、シャーロットは…子供の魂を運ぶ担当です。(これも勝手に自分で決めました。)大女優様のお話だと…子供が大嫌いだからだそうです。大天使のガブリエルが何故かそのわがままを全部認めて、審判であるミカエルと話し合いをしてくれました。 「メリー、大天使としては、君の命令違反の罰として、あの気まぐれな大女優の補佐役を任せよう。ルドルフを使って天界に脅迫状を送ったのは、君では無い事がはっきりしたからね…しかし犯人を隠匿したのは許しません。それに、あの忌々しいシャーロットめ一度悪役をやって見たかった何て言いやがって…秩序を何だと思っているんだ!!確かに厳罰にしたら、サンタのイメージは最悪になるが、君には女優の見張りも役も追加するとして…さっさと女優と一緒に脅迫状の主を見つけて解決法を私達にお芝居として見せるんだ!子供が大嫌いだから、クリスマスイブに死のプレゼント何て絶対嘘に決まっている!あの女は大女優だから相当な嘘つき、芝居が面白くなかったら、前言はそく撤回しなくちゃならない、秩序は絶対だから、面白い芝居が出来ないなら、代わりにルドルフを処分する事にする。」 念をおされたから…不本意な異例だとメリーは流石に思った。これが演技だとしたら…まあまあだなぁとも思う。大女優が待たされている間、何をして居たのかと言うと?メリーとルドルフはずっとモニターで待たされる大女優を見ていた。サンタを捜す演技をして来て欲しいと、ミカエル大天使に呼ばれて、この控え室の様子を見せられたのだった。 「脅迫状の送り主はどうなるの?サンタさんにプレゼントをあげちゃいけない何て規則は無いんでしょう?ルドルフは騙されただけじゃ無い!そんなのだから、メリーは悪魔になるってサンタさんにお願いしたりするのよ!」 メリーを幸せにしないと悪魔になるぞ!そう手紙で脅した。もう一人をガブリエルは何とかしたかった。子どもが悪魔になる何て、サンタからしたってとんでもない話で、そんなのサンタさんだって死活問題だった。 「罰として死神にしたつもりなのに…あんな死神ばかり増やされても、大変だから君はあの気まぐれのお守りをしっかりやりたまえ。頼んだよ!」 メリー、たぶん実質おとがめ無しにルドルフは少しホッとしている。天使長宛のメールが炎上する事態に少々びっくりしていた。何でそうなったかは知らないけど?
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