白い手紙
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席に戻り、机を探ってみる。 この涙を止めるのは、これしかないんだ。 あった。 白い手紙が。 『放課後、お茶に付き合ってくれないか』 大原くん。 僕が今、必要としている人。 窓辺の彼の元へ、歩いて行った。 「どうかしたのか」 少し涙目の秀を、祐太朗は驚いているようだった。 「行こう、放課後。お茶、飲みに行こう」 「さっき、吉牟田が来てたみたいだけど?」 「うん。……別れちゃった」
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