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「…ん」
また、朝が始まる。
わたしの朝は目覚ましが鳴り響く瞬間から始まる。平日は目覚ましに起こされる日々。
毎日繰り返されて慣れているはずがなかなか
慣れない。
「起きなきゃ。」
梶山 菜穂の一日がまた始まる。
ベッドから起き上がって、背伸びをする。
「よしっ」
一人暮らし。小さなワンルーム。
「…ってもう8時!?」
ゆっくりしてられない。いつもなら家をもう
出ている時間。
はやく準備しないと遅刻確定だ。
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