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その時、50分に合わせたタイマーが鳴った。
「おっ!
ナイスタイミングで鳴ったね!
ふふ、よく頑張りました!!」
カノさんは起き上がり、タイマーを止めて私に服を手渡してくれ、自分も服を着はじめた。
「タイマーが鳴ったら、今度は10分にタイマーをセットし直すんだけど、ここでお客さんがイッてないとか、もう少し一緒にいたいからって延長したいって言ってくる人がいると思うのね。
その場合、30分単位で延長できるんだけど、もし自分に次の予約が埋まってたら延長できなかったり、1時間延長したいって言われても30分までしか延長できないなんて事もあるから、延長希望された場合はスタッフさんに一度電話してね。」
「はい。」
余裕なカノさんとは反対に私はローション相手に必死に格闘して腰を振って、息が上がってしまい必死に息を整えながら服を着る。
「じゃ、講習はここまで!
うちは素人が売りだし、新人期間は常連さんの中から社長さんがお客さんを選んでくれるから。
不安だと思うけどそんなに難しく考えなくてもだいじょーぶだよ!
今日は、このあと体験入店して帰る?」
もう、私の気持ちは決まっていた。
「はい!
体験入店したいです…!」
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