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「ただの同僚? ただの仲間? だったらどうしてルドーニにだけ手紙が来るのさ?」
「これは返事だ。俺の方から出したからな、手紙と見舞いの品をさ」
ふぅん、と勘繰るようなナッカの眼が、どこかエロい。
とにかくこれは、御礼の手紙。それ以上でもそれ以下でもない、とルドーニはこの話題を断ち切ろうとした。
しかしナッカは、スッポンの様に喰いついて離れない。
ヴァフィラの事を何かと気に掛けるルドーニを目にしながら、彼は何とかこの二人をくっつけたがっているのだ。
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