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そんな防衛線が張られている事も知らず、ナッカはルドーニに四角い箱を差し出した。
「はい、これ。俺からのプレゼント、っていうか、応援」
「はぁ?」
ナッカが渡してきた、菓子折りの箱。
パッケージデザインにはもちろん、こう入っている。
『夜のお菓子 うなぎパイ』
「これな、こないだ行ったハママツ公国の出張みやげなんだ。夜に食べるとさ、マジで効くんだぜ」
「効く、って何に」
ぽかんとしたルドーニの耳に口を寄せ、ナッカはひそひそと打ち明けた。
「コレ食べたディフェルさ、凄かった。あんなディフェル、初めて♡」
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