夏月の1週間

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 今日は土曜日。  本当なら買い物に行って、月曜日から始まる弁当のための下準備をする日。  雨が降っても、風が強い日も、毎週通ってた激安大型スーパー。  野菜切って肉切って下ごしらえして、なんて今日は無理。  晃陽さんが来たのが昨日の夜9時。そこから延々・・・な事をして。何回したかなー。もう勘弁ってくらい愛されて。  欲しがるだけ与えられて、渡したものを余すことなく受け取ってもらって。足りない足りないとお互いに強請って。  これから、俺の生活には晃陽さんがいる。  慣れるまで時間はかかるかもしれない。かからないかもしれない。  もう、晃陽さんがいるならどっちでもいい。  買い物は明日。  下ごしらえも明日。  今日は一日晃陽さんに甘えて、たくさんキスをして、晃陽さん念願の外食に行こう。  ねぇ、これからも傍にいてください。  1人にしないでと泣く俺の弱い心を守って。  そして俺の「愛してます」と「愛してください」の詰まった弁当、食べてね。美味しく作るから。 「・・・って、感動的に終わろうとしてんじゃんよ!!俺は!!」  なんで、アンタはそう・・・・・・  大きなため息をつきながら、俺は愛しい人が鼻歌交じりに無意味に腰をくねらせながら洗い物をしている、パッツパツのスウェットの後ろ姿を見ていた。  尻文字かよ。 おしまい。
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