花嫁は御曹司様に愛されて

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2.久遠和葉、デートに誘う 今、私は新人をデートに誘うかどうか迷っています。 どういう風に誘っていいのかがわかりません。 「新人、お話があるの、いいかな?」 「お話してもいいけどな」 「あのね、デートしたいの、ダメかな?」 「デートかぁ、いいんじゃないか」 「デートしてくれるの?」 「ああっ、デートしてやるぞ」 私は心の中で喜んでいる。 新人とデートができると思うと今から楽しみでしょうがない。 「和葉、ただな、お願いがあるんだ」 「何かな? 私にできる事なら何でもするよ」 「そのな、和葉のパンツが見たい」 「えっ? パンツ……」 新人がおかしな事を言っている。 私のパンツを見たいなんて変態じゃない。 でも、新人が見たいなら見せてもいいかな。 「パンツ見せてもいいよ」 「ありがとうな、和葉」 私は新人にパンツを見せるために立ち上がると スカートを捲り上げて新人に見えるように パンツを見せている。 「これが和葉のパンツか、いちごの絵柄のパンツを履いているんだな」 「あんまりじろじろ見ないで、恥ずかしいよ」 「花嫁なんだから我慢していろ」 「う、うん」 新人にパンツを見られていると思うと変な気分になってくる。 どうしよう、どうしよう、本当に困っている。 「新人、もういいよね?」 「ダメだ、まだパンツ見せろ」 「恥ずかしいのに……」 新人は私のパンツをじっと見ている。 「そんなに私のパンツを見てて楽しいの?」 「和葉はわからないのか、男性はな、大好きな人のパンツは見たがるんだぞ」 「そ、そうなの?」 「そうだ、覚えておくといいぞ」 「わかった、覚えておく」 そろそろ私はパンツを見せるのも恥ずかしいし、限界がきている。 「ごめんね、新人、パンツを見せるのはここまでね」 「そうか、わかった」 やっと、パンツを見せる恥ずかしさから解放された。 デートするのにパンツを見せないといけないなんて驚いている。 もしかして、これからもデートを誘う時はパンツを見せないといけないのかな。 そんな事をしていたら、私は恥ずかしくて倒れちゃうよ。 これでデートに行けるようになると思うと……。
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