老若男女の生きるすべ

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老若男女の生きるすべ

粘土を練るは幼い時の、 楽しい頃だと懐かしむ。 頭に残るトラウマは、 ワッパを付けた自転車で 転ばぬ様にひ弱に漕いで。 胸に残る想い出は、 今という苦時を薄くする。 脳裏に残る笑顔には、 悔やむ想いが溢れ出す。 時の棚に並べた物は、 我遺作と胸張るも 苦い時の集傑作。 人は皆造形家、 明日の歓び見知りたくて 昨日までを盛っては削る。
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