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第四話 まやかしだとわかっても幻だとしてもそこに自分がやった事実は変わらないが自分に起こることが変わらないかと思えばそうとは限らない。
前回のあらすじ。龍人間になり暴走する巧海とそれを止めるために、カミュシュエルが立ち向かう。女神対龍神が今、ガチにぶつかり合う。
女神カミュシュエルは戸惑っていた。今目の前で勝てない勝負をしている自覚もあるが、自分が思っていたのと違う事が起こっているためである。
[あれは、禁忌龍王八神衆のうちの一神の邪闇龍王アヴェブラ。暴走をして封印していたのが解けたのね。私が忘れてなければこんなことには。さっきあんなこと言ったのは、殺さないでください。って言わせようとして服従させる計画だったのにまさかあそこまで精神状態が陥っていたなんて。しかし、暴走を止める手だてがないどうしたら……。]
そう考えてる間に巧海が向かってきて、蹴りをかましてきた。
禁忌龍王八神衆。それは、この世界を滅ぼし兼ねない龍神の王たち。封印され世界を守る結界の楔になっているもの。その昔一度封印が解かれたが、龍神の王たちでさえも従えることのできる龍神族が己の体内に封印したという。当時は龍神族の中でも力が桁違いの八人に一体ずつ禁忌龍王を封じていた。しかし、突如人間や他の種族達に不意打ちで惨殺され元長と当時赤子だった巧海だけが生き残った。元長は致命傷をおおっていたため封印に耐えきれないと判断し、龍王八神全員を巧海に封印した。そして、現在その一体の封印が解かれた。
「くっ!?……うわぁぁぁ!」
巧海の蹴りをガードするも強すぎて飛ばされるカミュシュエル。
「グォォォォォォォォォォォ!」巧海は怒りで我を忘れ暴走。それでも悲しみの涙が止まないまま咆哮する。
「ダメだわ。このままじゃやられてしまう。どうしたら……。」と考える間もなく追撃してくる巧海に身が固まり動けなくなっていた。もう終わるかと思った次の瞬間攻撃の手があと数センチのところで止まっていた。止まった瞬間に
「に……げ…………ろ!」
「巧海様!まだ意識があるのね?」
「かろうじて……だけどな……。俺はまだ……お……お前を許したつもりも……ない……し……これからも……許す……つもりはねぇ!」
「ええ、わかっています。しかし、止める手だてが……。」
「いや……ある!今俺が……ぐぬっん!おい、邪魔すんな!?」
「〔グハハハ!良いじゃねえか?せっかくのしゃばだしよぉ。クハハハハ!やっとこさ封印が解けて解放されたんだ。暴れまくるぜぇ!〕」
「ふざけんな!……人の体を……乗っといておいて勝手なこというんじゃねぇ!」すると、巧海の変化していた体が元に戻り始めていた。
「〔テメェ!?この邪闇龍王のアヴェブラ様を強制封印するつもりか!?〕」
「我に潜みし力与えし、禁忌龍王の一牙よ。今こそ力を封印し、戻したまえ。強制龍王封印。」
「〔ヤメロォォォォォォォォォォォ!〕」アヴェブラは叫びながら封印され、巧海は完全に元に戻った。すると、女神カミュシュエルは巧海に近づき、頭を下げた。
「先程までの無礼な発言。及び殺害に及んでしまったことここにお詫び申し上げます!本当にごめんなさい!」
「そこまで謝れば別にどうってこと……何してんだよ!?」
カミュシュエルは自分の槍を喉元に突き付け、
「この槍は神殺しの槍、キリシタリアロンギヌスと言ってどんな神をも突き殺すものです。せめてもの償いで死にます。」そして、槍がカミュシュエルを貫こうとしていると、バチィンっとひっぱたかれる音がした。なんと、巧海がカミュシュエルをぶっていた。
「何をするのですか!?」
「それはこっちの台詞だ馬鹿女神が!テメェ人様を訳わからん世界に転生させてちょっとした失敗で責任だぁなんだ感じたから、はい命で償います?なめてんのかテメェ!!!」
「しかし、女神としてこうでもしないと私は……私は……。」泣きそうなカミュシュエルに
「なめんな!少し位殺されかけたからって世界滅ぼしてねぇだろ?それに気付いてるか分からねぇがさっきの暴走、あの邪闇龍王の本気より弱かったろ?俺が自我を僅かながら保っていたからだぜ。つまり、ちょっと殺されかけた位で世界を壊すことはできないって解ったろ?だから安心しろ!」確かに、禁忌龍王八神衆は禁忌というだけあって、一体の本気で世界を滅ぼすことができる力を持ってるそれが女神のガードよりちょっと強かっただけですんだのは確かにおかしい。
「あなたまさか、攻撃の際邪闇龍王の筋力を自分の筋力で押さえ込んだの?」
「ご名答。そう、力を入れて筋肉を張らせて力の流れがスムーズに行かないようにしていた。」
「そんなことが可能だなんて……。」
「まぁ、そんなことよりもだ。俺はお前のこと許してはいねぇ。だが世界を救う約束で第二の人生歩ませてもらってるんだ。その恩を仇で返すつもりはねぇし、そうしたところで今の環境変わる訳じゃねぇからな。」
「ええ、わかっております。ですがせめてもの償いに何か出来ることはないでしょうか?」
「特にねぇよ。」
「そんなこといってぇ。いってごらんなさい。お前の体を好き放題させろ!っとか!そこに裸になって、犬耳犬尻尾着けて俺の雌犬になれ!っとか!さぁさぁさぁ!」
めっちゃ前のめりに来るカミュシュエルに若干引き気味の巧海。
「もう良いから。さっさと自分の仕事に戻れ!」
「ハイハイ。しかし、これから先は決して無理をしてはなりませんよ?」
「わかってんよ!さっきのこともあるからな。」
そう言うと、カミュシュエルは天の彼方に消えていった。周りはすっかり暗くなり、巧海は泊まれるところはないか探し始めた。
一方、偽物のアルテア村の一件の真っ暗な小屋にひとつの不気味に輝く水晶玉と魔女がいた。すると、ゴブリン盗賊月を喰らう猟犬のリーダー、ポンド・レヴィアンと連絡をとっていた。
「フフフフフ。そっちの準備はどう?」
「[あぁ、予定より早く準備が整いそうだ。ダチに少しばかり嘘をついてしまったがこればかりはしかたねぇだろうな。それとあいつの死体は丸々俺らがもらって良いんだよな?]」
「ええ、勿論よ。龍神族の体は死体だけでも破格の金額になるはずよ。そのとき売れた金額の割合は私が三割でそちらが七割でいいわ。」
「[魔女の割にはえらく現実的で話がわかるな。早くても明日には出撃可能だ。]」
「充分よ。明日、私は龍神族のそいつに接触するから、そこを攻撃しなさい。止めは私が刺すから。」
「[だが、大丈夫なのか?あいつは、油断しねぇんじゃねぇか?]」
「確かに、普段のあいつじゃ油断しないでしょう。しかし、意外と赤の他人に対して油断するものよ。何の関係もない他人ほど警戒心を薄めるものよ。」
「[まぁ何でも良いが。お互い上手くいくことを祈ろう。じゃあな。]」プツッと通信が途絶えた。
「フフフフフフ。あいつが死ぬのも時間の問題。後はどうするかを考えましょうか。」魔女は一人不気味に笑う。
一方、巧海はというと、
「ぬわぁぁぁぁぁぁ!!!いてててててててて。」
先程の邪闇龍王の封印を解いた(解けた)反動で全身に痛みが走っているのである。
「あいつ一体だけでこの反動かよ。めちゃくちゃリスキー過ぎるぜこれ。」
何とか痛みに耐えながら足を進め、何もない草原に一本の大木が立っておりそこの下で休むことにした巧海。
「はぁはぁはぁ。状態回復魔法 天使の雲籠。」
そう唱えると白い息を吐き、その息はみるみる形を整え、籠になった。その籠に転がるように入り、眠りについた。
翌日の朝。日がまだ昇り始める前の朝に巧海は目覚めた。目覚めて籠からでると一瞬にして消えた。すっかり痛みもとれて身体の調子も快調になっていた。回復した試しに魔力を込めず、龍神拳の型を何度かとっていた。すると、一人の女性が走ってきた。
よく見ると、それはカルアであった。
「巧海さーん!はぁ、はぁ、やっと見つけました。」
「どうしたんだ?なぜここにいるんだ?」
「いえ、特に他意はありません。ただ、助けていただいたお礼も出来てないのに、別れるなんて絶対嫌だったので。」
「そっか。ありがとう。」カルアが巧海に近づくと、
「鬼灯の朧火」
カボチャの頭の炎が飛んできた。しかし、
「龍神拳奥義 炎龍神 炎衣吸着」炎の衣を纏いその炎を取り込んだ。
「今のはなんだ?」攻撃が撃たれた方へ目を向けると、大勢のダークエルフとその先頭にゴブリンの盗賊が五人いた。
「アニキ!例のやついましたよ!」
「おう!じゃあ、ちっとばっかし話してみるか?」ようやっと巧海とカルアのところに来ると、
「俺は月を喰らう猟犬リーダー、ポンド・レヴィアン。」
そして、盲目のダークエルフも来て、
「わたしは魔導暗殺軍龍殺しの封玉リーダー、シュヴァルツェ・エイブラントです。」
「俺は、龍神族の龍神王巧海だ。」
「やはりお前がそうか。まずは先程の無礼を許してほしい。あんたが本物かどうか確認したかった。だが、いくら世界から嫌われ妬まれている種族だとしても俺の信念に反する。」すると巧海は少し驚いていた。
「盗賊にしては堂々としてるんだな。」
「らしくないと言われるがな。」
「じゃあ、やろうか。二対一でやるのか?」
「いや、ここにいる私たち全員です。」
すると、巧海は、
「龍神拳 三ノ型 木龍神の構え」
構えを取り戦闘体勢に入り、ポンドとシュヴァルツェは軍に前進するよう合図した。五千人の軍勢が巧海に向かってきた。因みに、カルアはステルス魔法ですでに姿を消して逃げている。
「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」」
軍勢が巧海に突撃しようとした次の瞬間、
「龍神拳奥義 木龍神 神木死神斬」と腰を落とし拳で地面を殴ると、無数の刃を着けた大木が生えておよそ半分の軍勢を斬りつけ、突き飛ばした。
「馬鹿な!?半数をあっという間に!?いや、半数ですんだのが幸いか。」
「はぁ、この程度かよ。じゃあ、残り半数も片付けてやる。」と次の構えをとろうとしたそのとき、
「お前ら今だ!」ポンドの合図でディエド、ディガド、サリモン、ジャンベルンの四人で四方に巧海を囲んで印を結び、
「「「「四重束縛魔法 自然の楔縛」」」」
四人の魔方陣からそれぞれ色の違う鎖が出現し、巧海を縛った。
「シュヴァルツェさん!今です!」
その合図で今度はシュヴァルツェは飛び上がり、
「絶対的裁きの光槍に貫かれ成仏するがいい!無慈悲の裁槍!」光の槍を作り出し、そこから確実に巧海の頭を射抜いた……と思ったが、
槍の刃先を巧海が歯で受け止めていた。そして、受け止めた状態で槍をブンブン振り回し、シュヴァルツェを叩きつけた。
「ぐはっ!」シュヴァルツェを飛ばしたあと、身体に力を入れて、鎖を粉々に引きちぎった。
「ば、馬鹿な!?神の一族をも縛る鎖をいとも簡単に!?」
「この程度で終わるほど温くねぇ存在だってことだよ!」
今度は構えを取らず奥義を繰り出そうとする。
「龍神拳奥義 土龍神 大蛇りゅ……がぁぁぁぁぁぁ!!!」いきなり心臓辺りに痛みが走り見てみると、槍に貫かれていた。
攻撃をした人物は意外な、しかもこの戦いの中で絶対にやってこないだろうと思っていた人物だった。
「カル……ア……テメェッ!?」
「フフフフフ……フフフフフフフ……アーッハッハッハッハッ!殺ったわ!遂に殺ったわ!」
「テメェなにしてんだ?……ぐはっ!」血反吐を吐きながらも問いかけ、その問いかけにカルアは、
「あんたみたいな嫌われものがいくら人を救ったりしたところで、所詮嫌われもの。助けられた恩を仇で返されるに決まってるじゃない。まぁ、あんたは全然気付いてなかったみたいだから笑いこらえるの必死だったのよ?そして、冥土の土産に教えてあげる!あんたが立ち寄った村あれは私の魔法で見せた幻よ。建物から人まで全部偽物。」
「いつから騙していた?」巧海は恐る恐る聞いてみた。
「最初からよ。ゴブリンに襲われていたところからずっとあんたを騙していたのよ。ゴブリン盗賊と結託してあんたを殺すために。」
その真相を明かされ巧海はもう何も信じられなくなったのか、過呼吸になり嫌な汗をかきはじめた。
「さぁて、ここで終止符を打つか。死ねぇぇぇ!」ポンドが巧海の側までより、剣を振り上げ首を跳ねようとした瞬間、
ヴォォォォォォォォォォォォ!
巧海の下から白黒のオーラが溢れでて、そのオーラが形を作り語り始めた。
[遂にワシらの封印が解けたか。]
[まぁ、俺らで殺ったら秒で終わりそうだけどな。久々に暴れてやろうか。]
そう言うと、巧海を包み込み巧海はこう叫ぶ。
「もう何も信じねぇ!テメェら全員血祭りにあげてやる!」その様子を見るとカルアは驚きを隠せずにいた。それもそのはず、心臓を貫かれていたら誰だって死ぬ筈なのに死ななかったからだ。
「何でよ……何で死なないのよ!?」
「どうやら、心臓か脳……どちらかが無事なら死なないらしい。同時うちでもない限り俺は死なねぇよ!」そう言われカルアはその場から離れ、巧海は印を結んだ。初めて使う技の筈なのに使いなれている手つきだった。
「禁忌龍王八神衆解放絶龍王セロ、滅龍王ゼロ」そう唱えると、両手を合わせ、
「龍王合神絶滅龍王ゼロセロ」白黒のオーラの中から出てきた巧海の姿は純白と漆黒の半々の龍人間姿になって出てきた。
「[[さぁ、何もかも滅してやる!]]」
巧海の声と混じって、二体の龍王の声もする。
「怯むこたぁねぇ!相手はたった一人だ。ただし決して油断するなよ!かの伝説の一族の最強を相手にしてるんだからな!」
ウォォォォォォォォォォ!シュヴァルツェ率いる軍の残り半数とポンド率いる五人のゴブリン盗賊団が一斉にかかっていった。
「[[まずは邪魔なゴミ屑どもから始末しよう。]]」
巧海はそう言うと、息を一気に吸い込み体を頭が地面につくぐらい反らせ、
「[[絶滅龍王奥義滅暴絶殺砲]]」白と黒の混じった、波動弾を放った。シュヴァルツェが前に立ちはだかり、
「六重結界魔法 六星宮結界」六重の結界を張るものの、それを粉々に砕かれ、
「ぐあぁぁぁ!」
「シュヴァルツェ!!!」
「僕に任せてください!先程の結界で勢いが弱まっているので。」そう言うと、今度はサリモンが、
「植物の全てを統べる神よ。今こそ我に神木の守りを与えたまえ。神木の深林」波動弾を防げはしたもののその衝撃により飛んできた神木の木片がサリモンを突き刺した。
「サリモン!」
「僕は……大丈夫です……。早くあいつを倒してください……。」と気を失った。シュヴァルツェの医療チームがサリモンを運び戦場を離脱させた。
ポンド達が先頭を切ろうとすると、シュヴァルツェ軍の兵士達が前に出て、
「ここは我等で盾になります。止めはお願いいたします!」特攻隊隊長の兵士がそう言うと、一気に全軍が前に出た。
「アニキ!俺らでやつを殺りましょう!」
「おう!サリモンの仇を撃つ!」
四人は二千五百の軍勢に続いた。
ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!
二千五百の軍勢が向かってくるが、巧海は次の攻撃を準備していた。
「[[絶滅龍王奥義絶爪滅鎚]]」右の純白な腕を振り下ろし、巨大な斬擊を放ち、左の漆黒の腕を下から振り上げて、円柱が出現し二千五百の軍勢を滅した。しかし、その影からディエド、ディガド、ジャンベルン、ポンドの順番に攻撃を繰り出す。
「「俺ら兄弟の技で粉微塵になってしまえ!」」
ディエド、ディガドはそれぞれ、ディエドは右にディガドは左に剣を持っていた。
二人は巧海を前後に挟みそこから技を繰り出した。
「「双頭一刀流 一ノ舞 鈴蘭」」
それぞれ巧海の回りをディエドは右回り、ディガドが左回りに回り始め、重なる瞬間にまずはディエドが斬りつけた。
そして、また重なると次はディガドがフェイントを入れて斬った。
双頭一刀流。それは、二人一組でないと出来ない剣術。完璧なタイミングと完璧なコンビネーションでないとその型すらも出来ないほどの、チームプレイを求められた剣術である。その剣舞の美しさからまたの名を双華剣乱と呼ばれた。
「「おらおらぁ!次で決めるぜぇ!双頭一刀流 三ノ舞 菊。」」刃で挟むように斬りかかった。巧海は飛び跳ねたが、それを分かったかのように斬り上げてきた。
「[[ぬおぉっ!?]]」すると、巧海はうちあげられた。その上には大刀を持った、ジャンベルンがいた。
「「行ったぜ!ジャンベルン!」」
「おう!任せろ!」ジャンベルンは体を横向きにし、回り始めた。
「くらえ!大刀修羅独楽流剣術 滝落とし。」
大刀修羅独楽流剣術。その剣術は鈍重な大刀をいかに速く次の展開の攻撃を繰り出せるように開発され回転の勢いで切れ味も増す剣術である。
回転の勢いで大刀が振り落とされ、巧海は背中を勢いよく斬りつけられた。
「あとは頼むぜ!アニキ!」今度はポンドが構えていた。
「ああ。お前ら最高だぜ!」するとポンドは三叉槍を三本取り出し、そのうちの二本を飛ばし、一本を持ち、飛び上がった。
「ヒドラ三槍流 二首飛翔一殺牙」
ポンドの身に付けているヒドラ三槍流は三つ首の蛇モンスターから型どったもの。最後の最強の一牙を放つ流派だ。ポンドは、二槍の槍を巧海の両腕を突き刺さり、ポンドの最後の一槍が巧海の心臓を貫いた。
「これが俺たちが編み出した、集団多重流派戦法……。」
「「「「四流 四季乱舞!」」」」
四人の集団多重流派戦法に大怪我をおわされてしまった巧海さぁ、いよいよ戦闘も佳境に差し掛かってきた。果たして、どちらが勝つのか?そして、巧海はどうなってしまうのか!?
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