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「はい。」
2人で笑い合ってグラスにシャンパンを注ぐ。
「斈さん・・・ここまで付き合って下さって感謝します。本当は、独りは・・・怖かったんです。」
「こちらこそ。受け入れてくれてありがとうございます。」
「「乾杯。」」
高級グラスの音が響き2人で一気にシャンパンを飲み干した。今生で交わす最初で最後の盃。
グラスをサイドテーブルに置いて2人でベッドに横たわる。
「月杏、また出逢えたら・・・今度こそ君を1番に愛します。」
彼は、私を抱き締めながら宣言していた。
「斈さん・・・私もそうします。次に、あなたに逢ったら・・・・・・」
私も彼に抱き付いて小さく返した。
なにも怖くない。私には、抱き締めてくれる温もりがあるのだから・・・・・・
この初恋に全てを捧げます。
━ 終 ━
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