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あっ、夢だったの?
「必ず待ってて。必ず来るから。」
「待ってる。必ず待ってるから。」
他に何を会話したのかすら覚えてない。
でも、なんか不安がよぎる。こんな夢を視る時は、何かあってる時。
メールをしてみようか?それとも・・・
返事が来なかったら?返事が来てもどうしたら良い?
たった一言。
「元気?」って書いて送るだけなのに、不安でたまらない。
ただひたすら怖い。メールが届かなかったら?返事が来なかったら?
多分、元気だよね?幸せにしてるよね?
結果を知ることがこんなに怖いなんて、知らなかった。
息が詰まりそう。違う。呼吸の仕方がわからなくなりそう。
今私何をしてる?生きてる?それともまだ、夢の中?
喉が渇いていく。潰れていく。声が出ない。
周りが走馬燈のように駆けていく。
思考がどんどん減っていく。
あっ、倒れる。
「おはよう。朝だよ。7時だよ。」
目覚まし時計が鳴っていた。
あ〜、夢だったんだ。怖い夢。
ただひたすらに大切な人が出てきてくれた夢が怖いなんてね。
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