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「ナーッシュ!! インペリアー!! メガロポリース!!」
『ナーッシュ!! インペリアー!! メガロポリース!!』
「ナーッシュ!! インペリアー!! メガロポリース!!」
『ナーッシュ!! インペリアー!! メガロポリース!!』
チュドーン!
《…嗚呼、我が国に、安寧秩序はあらんとや。》
キンッ
バリーン
《上申仕ります。
帝国歴百五十年一月十日火曜日。降雪五糎程度の為、例年通り帝国軍
士官候補生選定試験を決行せり。受験者数は男子百四十八名、
女子百九十四名也。本年は“魔の年”世代成人の為、例年以上の士官入城数が
見込まれる。組織配属・部屋割にて混乱が予想される為、
早急に理想振分表を配信されたし。》
ドカーン!
――…ザザ――…
《戦争は、良くないな。》
灰色の瞳の少年は、小さなポニーテールを括り直しながら応える。
ポニーテールを直し終わればピアス、次は首の黒いバンダナマスク。その次は膝当て、次は靴。その間にも足で軽く飛んだり弾んだりと、妙に忙しない。
「そうか?今にも王国は攻めてくるかもしれないぜ?」
《ゲームもサッカーも出来なくなるのは困る。》
「ならよ、なんでお前は一般部に入ったんだ?」
《帝国に貢献できる要素として、ソレが最善だったからだ。》
その間にも帝国最強の天才による質問は投げかけられ、少年は淡々と回答していく。
「へえ…」
《そろそろ行くが、もう良いか?》
「良いぜ、いってらー。」
《ヴァスカンダのカツキ、ゲームスタート。》
ブンッ
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