色男、どっちが無駄かと、腕を組む。

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 そこで話に割って入ったのは、バーのマスター。 「まぁまぁ、それぞれ、お金をかけたいところが違うってことで、いいじゃないですか。」  と、丸く収めようとしてくれたらしいマスターにより、その話題は一旦終了。  けれど社長さんは、首を捻りながら、まだ納得していない様子だったとか。 「……無駄だと思うんだけどなぁ……。」  と、Gくんがタバコに火を点けるたび、ぼそり、ぼそり、と呟いていたということだった。
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