日引

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その後、声を聞いたことから相馬の話、写真について説明すると実際に二階に上がってお面と写真を見てもらう事にした。 しかし、二階に行くとなった途端怖くなった俺は 「橋本ごめん。お前行ってくれないか?俺無理だわ」 「はぁ?ああ。分かったよ。水島さんこっちです」 橋本は水島を連れ二階に上がった。二階の様子を階段下で窺っていた俺は、二人が叫び声をあげて下に駆け降りてきたらどうしよう等、色んなことを考えながら待っていた。 二階からはぼそぼそと二人が話している声が聞こえるだけで、俺が心配しているようなことは起きそうになかった。
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