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今回も旅館に着いたのは夕暮れ時だが、まずは温泉と俺は思ったのに、げたんわくんと束砂さんが卓球勝負をはじめて、いきなり待ちぼうけを喰らってしまった。
「スマッーーシュ!!」
げたんわくんが大人気なく、全力で圧勝して、しばし揉めていたが、何とかタッくんがなだめて温泉に向かう。俺は一緒にげたんわくんと温泉に入るから、しっかりとタオルを巻いて望む。
また親父に「つるつるだったぜ!」とか得意げに言われたらたまらないからな。
まぁ余計な心配だったらしく無事に温泉を堪能して、部屋で食事をとって、みんなチャイナ服のたま星空観測に向かった。
俺はもう三度目だけど、何回見ても綺麗な星空なんだよな。
で、とりあえず動画をタッくんのスマホで撮りながら俺は親父に電話をかける。
「瑠璃ーー!チャイナ服可愛いよー!可愛いよーー!!可愛いよーーー!!!」
親父、うるさいと言おうとしたら親父の近くでいたであろう伊織先生の声が響く。
「なんでまたスパッツなんだよーー!!みんなの家に忍び込み、全部のスパッツ、ズタズタに切り裂いてやろうかーー!?」
伊織先生、それは犯罪だ。
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