先輩との出会い

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先輩との出会い

私は高校1年生。JK1って言いたいけど、男だ。 「はぁ...ズボンやだなぁ」 今日も嫌なズボンを履いて学校に向かった。 しばらく自転車をこいでいると、 「おーい、みずきー」 後ろを向くと、幼馴染の理衣がいた。 「おはよー」 「今日朝起きたら最悪だったの!」 「何があったの?」 「彼氏が目の前にいてビックリした。」 「わお!えっちね」 顔を赤くして答えた。 「そう言えば、彼女出来た?」 「まだだよ。」 「遅いぞー」 私は彼女など作る気と言うか、恋愛対象が男なので作れない。 そうして話していると学校についた。 「おはよう!」 「あ!雪花おはよー」 「ねえねえ聞いて!。」 「ん?何?」 「昨日ね、彼氏と初えっちしちゃった。」 「マジで?いいなぁ」 「おー」 「そういやぁ、みずきは彼女出来たの??」 「まだ出来ない」 「えー。みずき美男子だから出来ると思ったんだけどなー」 そんな話をしながら、教室に入った。 そうしていろんな話しをしていると.... キーンコーンカーンコーン。 SHRのチャイムが鳴った。 「えー、今日までで部活動の紙を締め切ります。もしあったらすぐ出して下さい」 「あ!」 提出するのを忘れたのですぐに出した。 「部活入るの?」 「うん。入る」 「何入るのー」  「美術部!」 「やっぱりね。絵上手いもん」 中学校の時入れなかった美術部に絶対入ると決めていた。 そして次の日の放課後、人生が一気に変わった。 「えっとぉ、私が部長の、山本 莉美です!」 「よろしく」 私は何故かその人に声をかけていた。 「あのー先輩、私の絵見てもらえますか?」 私はバックの中から絵を取り出した。 「上手だね。」 「てかファイル、ラブ○イブじゃん。」 「え!?知ってるの?」 「うん!に○こに○こにーって」 「すごーい!」 私は絵も書かず30分アニメの話しをしていた。 そして最後に、 「先輩、ライン交換しよ!」 「いいよ!」 私は思った。この人なら言えるって。 家に帰って、先輩とラインした。言う機会を伺った。 そして.... 【        先輩、実は悩みがあって。                何の?             変って言わない? うん。言わないよ          実は私、性同一性障害          かもしれない。                               女の子になりたい。 .......実は私もそう。 男になりたい。                 もしかして同じ! そうだね!】 そして一旦そろそろご飯になるので終わりにした。 お互い悩みが言える。それだけで幸せ。
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