3話 佐藤澄菜(わたくし)賞金首2億

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 衝撃で吹き飛ばされていく、  パトカーのサイレンが響き渡り、人々の悲鳴がとどろき、  車の渋滞を引き起こし、  街中は一瞬にして、最悪な状況にかわり、  わたくしたちは、砂ぼこりになりながら、ぼろぼろの制服を着用しながら、  必至に必至に逃げたんだ。  いつか笹株を殺してやると誓って。  そもそもの始まりはわたくしたちが始めたものだと、  この時のわたくしは眼をそらしていた。
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