4話 電動れい子(わっち)賞金首4千万

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4話 電動れい子(わっち)賞金首4千万

 こんなにも快晴の日なのに、  ここに広がっているのは疑心暗鬼になった人々なのだから、  わっちはそういう世界が大好きだ。  代々忍びの一族として生まれたわっちたち、  つまりわっちこと電動れい子は一人の忍びとして、生きてきたのだが、  それといって仕事をしてきたわけでもなく、  父親と母親、祖父と祖母、彼らは忍びとは乱世の時に役立つものであり、  平和な時には必要がないと断言していた。  わっちは今こそ平和の時ではなく、命を賭ける必要があるのだと、  幼馴染の葉山モナカと砂塩リンと一緒に歩いていたのだ。
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