6人が本棚に入れています
本棚に追加
「本来なら、魔女が消えたら、記憶は消去される筈なんだが。妹は行方不明、母親は突然死、で話は終わり。そのまま、普通にお前は生活に戻る。
でも、見たところ、お前の記憶は消えていない。記憶が消えていたら、俺はそのまま任務完了だったんだがな」
男がそういうと、徐ろにタバコを取り出し、火をつけ、ゆったりと吸い込んだ。
「おい、吸っていいとは言ってない」
「そりゃそうだろうな。俺も聞いてないからな」
なんだ、コイツ…
悲しいのに心が2つに分かれたように、冷静なもう1人の自分が居る。
タバコを吸っているのに、タバコの匂いがしない…?
最初のコメントを投稿しよう!