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淡々と話は進んで行く。
白崎らの車に同乗して病院へ行き、質問に答えて…
何かボゥっとして体だけが動いている感じだ。
全てが終わり、車で送るからと少し待つように白崎刑事に言われて、壁際にあるベンチに力なく座り込んだ。
目を閉じて座っていると、コツコツとこちらに向かってくる足音がする。
その足音は俺の前で止まった。
薄っすらと開けた目に映ったのは、表情の変わらない父親の顔。
やっと来たか…
連絡が入って直ぐにこちらに向かっていたら、とっくにここに着いてた筈だ。
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