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今は、何にもない、シンと静かな… 母さんが居ない… 周りを見渡して 「もう、居ないんだ…」 頭がハッキリして、再確認する。 あれから、朝は毎回これだ。 いつまで続くんだろう… 重い体を何とか動かして準備をし、食べる気がしないが、仕方ないのでゼリーを啜る。 母さんの遺影と早苗と最後に撮った写真に 「行ってきます」 と声を掛けて、自宅を出た。
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