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「ああ、そこの信号を超えた所で止めてください」 運転手は手際良く、車を止める。 ほんの少しだが多めに渡し、礼を言ってタク シーを降りた。 さっきのことがあり、思わずキョロキョロと周りを見てしまう。 大丈夫そうだ… ホッとしたとき 背中をポンと叩かれた。 ビクッと体が跳ねる。 「うわっ!」 後ろから驚く声が聞こえた。
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