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「ありがとう。その時は頼む」
ジッと止まっている訳にもいかないので、話しながら会社に着き、フロアの入り口で別れた。
デスクにカバンを置くだけ置いて、休みをもらった詫びを言って回る。
皆、お気の毒にと声を掛けてくれ、体調を気にしてくれた。一通り終わって、変な雰囲気では無いことに安心し自分のデスクに戻った。
急ぎの仕事は回ってこず、簡単な資料整理が主なもので、俺としては助かり、淡々とこなしていく。
朝はそんな感じで過ぎ、昼になって竹内が食堂に行こうと誘って来た。
食欲は無いが、行かないと皆に心配されるだろうことを考え、何か軽い物をと一緒に食堂に向かうことにした。
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