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そのとき、不思議なことに気がついた。 竹内や俺の周りには、赤い玉が漂って来ない、まるでバリアがあるようにポッカリと俺たちの周りだけ。 赤い玉が入ったり、くっついたりしたものを口に入れるのは、抵抗があるので、不思議だが、これは助かる。 食べないということも考えたが、竹内が余計に心配するだろうから。 少し食べ、後は竹内に任せてコーヒーをゆっくりと飲みながら、もう一度、周りを見てみた。 俺はおかしくなったのか… 朝は黒い影、今は赤い玉… 精神状態が不安定だからか… みんなには見えてないようだし…
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