恋うらら ~ 最終話 ~

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短い春休みは華耶とエヴィと、たまーに幸美と、スーパーではオタクちゃんと会ったりして過ごした。 あんなに泣きじゃくった私はあとで琉衣に文句をひたすら言った。 そう、琉衣とは電話やメールを時間関係なくしてた。 離れても心は強い。 やっぱり あっという間に時間は過ぎ、春… 始業式当日を迎えた。 「 みちる~ おはよう!」 「 華耶、クラスなんだった?エヴィは一緒?」 「 みちる… あんたはいつもダメね。やり直し!…おはよう! 」 華耶、もう… お決まりなんだから~ 「 お、おはよう… で?」 「 ハーイ!みちる~ 」 「 あ、エヴィおはよ、何組?」 私たちは今日から高3。 これから毎日忙しくなる。 本当は 琉衣と一緒に通いたかった。 だから私はもう決めた、高校卒業したら語学留学する、琉衣に会いに行くため、そう決めた。 ついでに、よそ見してないかチェックしに。 「 みちる、私たち、三人また一緒~ きゃ~ すごいよ!!感動っ」 「 ほんと!すごい~ 」 やったぁ、華耶とまた一緒だぁ 「 私もいるけど?」 げっ、幸美… 「 私も… 同じく…… 」 オタクちゃん!? あらら~ また すごいメンバーね…
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