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連絡もナシに、また勝手な……
嬉しすぎて心臓が飛び跳ねて、ダンス ダンス。
込み上げる涙をこらえ思う…
私の琉衣が、今、ここにいる。
私と琉衣を桜の花弁が風に乗り祝福してくれる。
「 いつ帰ってきたの?連絡くらいしてよ… 」
「 ごめん。みちる、会いたかったよ 」
「 私も… ずっと会いたかった 」
目隠し状態で 琉衣は囁いてくれた。
“ みちる、愛してる ”
「 よし!みちる、みんな待ってるぞ、始業式行ってこい!」
目隠しの手が離された。
目の前には 華耶とエヴィ、幸美にオタクちゃん、瑞生と莉世。
「 みちるーっ!早く おいでよ~ 」
みんなの笑顔が私にも笑顔をくれる。
そして、琉衣の笑みも。
「 琉衣、うんっ、行ってきます!待っててね 」
「 おう!」
私の新たな未来の門出。
まだまだ、私の恋は琉衣と続いていく。
長い長い恋の始まり。
_____________完。
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