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私・美幸、そして哉子。
中学の入学式から意気投合、
大学までずっと一緒。
卒業してから美幸は企業へ就職、
私と哉子は大学院で法律研究。
美幸の夫で、明日荼毘に付される敦士とは
その大学院で知り合った。
まもなく哉子は敦士との交際を始め、
美幸は哉子の“恋人”として
敦士を紹介された。
たぶん、美幸の恋は
この時から始まっていたのだろう。
たまに私達3人に加わる敦士、
美幸の中で、揺るぎない存在へと
変化していったことに
無垢な哉子が気づくはずもなかった。
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