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セカンドミッションは学園
俺は天界に帰還して任務クリアの報酬と功績ポイントを貰った。
「さすが神様が見込んだ男ね…低難易度と言え…こんなに早く終わらせるとは」
「運が良かっただけだ」
一人は警戒心もなく無防備で普通のおっさん…一人は…只のアホだったからだ。
任務を完了して報酬と功績ポイントを貰って…このポイントで何が交換出来るか確認した。
現在ポイント…18000ポイント…大した物は交換出来なくて…俺は麻酔銃とタバコとジッポライターを交換した。
ぷはぁ〜〜ヤニは最高だ。
「スネーク…次のターゲットが決まったわ!次はある王都の学園よ!」
王都か…人混みで派手には出来なさそうだ。
「しかし…前世の記憶があるのに学校か…ちょっとせこいな…」
「習うのは魔法よ…」
「……なるほど。人間兵器になる前に処理する必要がありそうだ」
「あ…もう手遅れ見たいよ…もう完全に化け物になってる」
「……なら何故学校にいる?軍人か傭兵…いや…冒険者でもなればいいのに!」
「知らないわよ!そいつに聞きなさい!」
「了解…行って来る」
俺はそのチートの持ち主のいる学園に転送された。
懐かしい…学校か…。
俺はターゲットを探すついでに学校を見回った。
「ファイヤボール」
「アイスランサー」
「サンダースピア」
先生が子供達に熱心に……攻撃魔法を教えていた。
こいつら…テロリストより悪質じゃないか!
子供に銃器を渡す事と同じ…それを国が認めるとは…この国を先に滅ぼした方が良さそうだ。
トレイニングの施設には生徒達が相手をどうやって倒せるか必死に考えるやつも威力を高めようと努力してるやつもいた。
学校の授業は歴史や魔法研究…剣術や体術…戦いの授業ばかりで道徳や社会に出て必要な知識を教える授業はなかった。
優等生はともかく…劣等生はここを卒業して何をして生きて行ける?
………こいつらを世に放ってはロクな事にならないと思った。
やはり…神閣下に進言して滅ぼそう…。
「凄いな…君には勝ってる気がしないよ」
「まったくだよ」
「本当に…強すぎるよ」
「あはは…そんな事はないよ…基礎的な知識や魔力の制御を完全に出来るようになればすぐ追いつくよ」
「そうなのか!色々教えて!」
「友達だから…遠慮せずに聞いて来て」
「ありがとう!」
ターゲットを確認した。
神様から貰った装備でターゲットの能力値を見た。
隣の生徒達は攻撃力250…320…510…
ターゲットは652000…
明らかにチートだった。
何が…あはは…そんな事はないよ〜だ?先先生すら5000程度だったよ!こいつ腹黒!もう退学しろや!それか先生になれよ!生徒の身でここにいる意味あるの?お前は何がしたいんだよ!友達?馬鹿じゃないのか?損得関係に気づけよ!こんな血生臭い学院にそんなものある訳がないだろ!もしそのチートがなく戦闘力が平均以下ならそいつらがお前を相手する訳なぇぇよ!
いかん…熱くなってしまった。
[スネーク…ターゲットのチート能力が認められたわ…確保して]
[了解…任務を遂行する]
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