プロローグ

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プロローグ

月は残酷なほどに輝いて、彼の輪郭を映し出す。 その瞳に宿した哀しみの理由を。 その唇が紡ぐ言葉の意味を。 私はこれっぽっちも理解できないまま。 私は今日も。 思い出せないはずのあなたのことを思い出している…。
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