月の箱庭
1/5
読書設定
目次
前へ
/
11ページ
次へ
月の箱庭
酷く美しい場所だと、何度そう思っただろうか。 深い碧色の湖は、満ちることの無い大きな月を映し出し、ほのかに光り漂う蛍は、青々と茂る草木を際立たせる。 幻想的という言葉がこんなにもぴったりだと感じる景色を私は他に見たことがなかった。 それでも、こんなにも美しいと思う景色を、私はとても悲しいと感じる。 何度見ても満ちることの無い月は、いつだって孤独で残酷に思えた。
/
11ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
723(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!