二杯目

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二杯目

「は、ふざけんじゃないよ」  いやいやいや、なんでそうなった。 おかしいよな、絶対。 けどまあ、女子はそんな生き物かもな。 …けど、くそ胸糞悪いな。本当に。  そんなことを思っている間でもあの馬鹿っぽいJKどもは、桜と呼ばれた子に暴言を言い続けた。  暴言を言いに言いまくったのか、JKどもは言った。 「はぁ。もういい。てかさ、このあと私たち男達と会うんだよね。だからさ、炭酸、何でもいいから買ってきてくんね。もちろんあんたの金で。」  僕なら、この誘いを断り反抗するであろう。しかし、桜さんはと、いうと。 「はい。わかりました。」
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