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ちょびっとだけネタバレ。
うち史上初。
コメントに【怖い】と、スタンプにも【怖い】しか貼られていない、家族にも伏線を全部説明したらドン引かれたこの作品。
“あたしはあなたをずっと好き‥‥。”
『もうすでに、皆様におかれましては読まれたものと、うちは心から“信じて”おります』
ので、ほんのすこし。
このお話を楽しんで頂くために、分量的には小さじ少々だけネタバレをいたしますm(_ _)m
さて、この作品。
前半部分と後半部分とでまるで違う話だと、もしくは、前半部分ですこし(・o・)?となり、
後半部分で(●__●)‥‥。
となった方は割と沢山いらっしゃると思います。
でもこのお話実は、よく考察していくと話の最初の一行目から【ヤバい】と気付けるのです。
では出だし一行目の文の解説のみをしていきます。
“夜、寂しいT字路で彼が交通事故にあった。”
これが前半部分の書き出しになります。
どこかこの文。
おかしくないですか?
時間は夜です。場所は寂しいT字路。そこで彼が交通事故にあった。
と、そのまま読めば上記のような単純な状況説明文になります。
ですが、もう少しだけ掘り下げてみると、以下の様な状況を書いた文だと理解できると思います。
【夜、寂しいT字路で彼が交通事故にあった。】
夜、人通りもなく、恐らく外灯もぽつりぽつりとしかない薄暗く寂しいT字路。
この場所で交通事故が発生します。
轢かれた彼はどこに行こうとしていたのでしょうか?
コンビニかな?または深夜営業もしているスーパーに買い出しかな?
夜だし周辺は薄暗いから、ゆるり歩いて目的地に向かっていたのだろうと、こう想像することができます。
このような情景なら、まず彼は事故になんかあう心配はありません。
なぜなら、
夜間走行中の車なら当然、ヘッドライトを明々と照らしているからです。
要は、周辺環境音も豊かで明るく、人や車の通りも多少はある昼間よりも明確に、車がどこを走っているかが事前にわかりやすい指標のヘッドライトが、車の行く手に向けて点灯されているからです。
彼がT字路のどの動線から現れ、車もどの車線から出現したのかを文章ではワザと明確にはしていませんが、恐らく事故は出会い頭の衝突だったと解釈できます。
つまりここで、自殺を図ったわけでないなら、彼を交通事故に合わせた第三者の存在なり事故に繋がる出来事があったと、理解できるのです。
後半部分ではその出来事が語られます。
皆様はお読みになられていますから知ってると確信しております。
では、隠してあるもうひとつの“可能性”についての解釈をひとつあげます。
彼女、本当に彼をうしろから密かに〇〇したんですかね?
もしかして、彼女の存在に気付き、うわ!うわ!しか声が出ず、ただただ息せききって逃げる彼をおいかける彼女、そしてアパート近くのT字路に差し掛かり、車がくるので渡るのをためらい一瞬止まった彼の背中に抱きつこうとぶつかって‥‥‥。
こう解釈すれば、彼女が、終始意味不明だ。と言った顛末がわかるかもしれません。
だって本当の事実は、彼女の心の中にしかありませんからね。
実はこの話、最初から最後まで全部伏線ばかりの話となっております。
では皆様。
かかれた文章とは違う世界を“彼女の気持ちになって”想像して、ゾワゾワしながらお楽しみくださいね。
でわ!m(_ _)m
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