ノルウェー王国の至宝と言われる名将。

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ノルウェー王国の至宝と言われる名将。

 さてさて、表題の御方をご存知の方はどれくらいいますか?  知らないって方は手を上げて。  欧米では、まあ、ヨーロッパでは現在進行形でかなり有名な御方になります。  名前を【ニルス・オーラヴ三世】といいます。  階級は【ノルウェー王国陸軍近衛准将】となりまして、現ノルウェー国王【ハーラル5世】陛下により騎士号を与えられ【ニルス・オーラヴ卿】にもなられ、ノルウェー陸軍近衛部隊からの栄誉礼を受けられる身分という、大変に名誉と威厳に富む偉大な御方になられました。  ちなみに配属先はずっと、大英帝国(イギリス)はエジンバラ動物園となっており、当代で三代目のため現【ニルス・オーラヴ卿】は三世を名乗られ、当地には銅像まで建立されているという、間違いなく歴史に名を残している。いや代々残しているトンデモナイ准将閣下であらせられます。はい。  注・より正確には、ノルウェー王国の陸・海・空軍には【准将】の階級は存在せず、通常は佐官の最高位である【代将】(旧・上級大佐)となり将官ではありませんが、NATO(北大西洋条約機構)の各国階級標準化識別認証の【OF-6】に該当し、また呼称も准将を表す【Brigader】であるため、この御方は紛れもなく将官待遇の【代将=准将】となります。  さてさて、ここまで話して察しのよいかた。または以前から知っている方はおわかりになられているかとは思いますが、この【ニルス・オーラヴ三世閣下】は、  実は【王様ペンギン】の将官にあられます。  親善のため、イギリスに訪れたノルウェー王国陸軍近衛連隊に気に入られ、マスコット☓入隊○を許可され上等兵で任官。  以後三代に渡り近衛連隊などが訪問するたび着実に昇進を重ねる。  そして今や押しも押されもせぬ【准将閣下】、つまり将官になられました。  軍隊内の格としては連隊長を指揮する側の立場。すなわち副師団長か旅団長にあたる、とっても凄いペンギン様になります。  ちなみに徴兵制度を採用するノルウェー王国での陸軍における階級制度では上から順に、 陸軍大将 陸軍中将 陸軍少将 陸軍代将(または将官たる代将=准将) ←ココ 陸軍大佐 陸軍中佐 陸軍少佐 陸軍大尉 陸軍中尉 陸軍少尉 陸軍上級准尉 陸軍准尉 陸軍上級曹長 陸軍曹長 陸軍1等軍曹 陸軍2等軍曹 陸軍3等軍曹 陸軍上級伍長 陸軍伍長 陸軍兵長 陸軍上等兵 陸軍1等兵 陸軍2等兵(徴兵制度で任官した一般国民) ←ココ どうです? くっそお偉いペンギンさんでしょう。  なので、出会ったら直立不動でお辞儀、または敬礼してください。(ノルウェー軍の兵士の皆様も式典で最敬礼してます。階級章を見たらどこの国の軍人さんもおったまげて敬礼するでしょう) ちなみに動画は世界的に有名鳥だけに一杯あがってます。 また、彼を騎士に叙任し王室代々に渡り軍での昇進を承認してきたノルウェー王陛下は、とっても気さくな御方になります。(現国王の御后さまは一般人であり、御成婚に際しては我が国の上皇陛下ご夫妻の御成婚に至った経緯を参考になされ無事御成婚) などなど、以外に日本とつながりが深いお国柄になります。 余談。 どうもノルウェーはペンギンがお好きな国民性らしく、自国開発の主力対艦ミサイルも【ペンギン】といいます(アメリカ軍も購入してる)。 では、また!  
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